京都牝馬S レース回顧

超スローのレース展開。15頭中13頭の上がり3Fが32.0〜33.0秒台でのもので、今回も京都外回り特有の決め手勝負となった。


勝ったアズマサンダースは中団のインで追走していたが、直線の入り口で思い切った進路変更を敢行。残り200mでエリモピクシーの外にまで持ち出すと、そこでようやくゴーサイン。残り200mだけで素晴らしい脚を見せて差し切り勝ちとなった。

上がり3F時計は32.8秒。しかもほとんど1Fだけの脚で差し切っているだけに、切れ味は強烈としか言いようが無い。SS産駒、しかも牝馬特有のキレと言っていいが、まさかここまでの脚を持っているとは予想できなきなかった。

鞍上も好判断というか、直線の進路変更の思い切りの良さは評価に値する。一見無謀かとも思えた進路変更だが、きちんと後方を確かめてから(目視?)外に持ち出していた。ゴール前で内にモタれてエリモの進路をカットしてしまったが、まぁ思い切りの良さは評価できるだろう。


2着にも明け4歳のウイングレットが入った。2番手追走から、直線も鋭く伸びてはいたが、アズマの切れ味に屈した。しかし追われてからのスライドが大きく、ゴール前の脚色にしても中々鋭いものがあった。長い直線向きである事は確かで、平坦向きかなという印象もある。

エリモピクシーは今回は早めの競馬。先団の直後に構え、4角ではや先頭集団を捉えにかかった。一旦は抜け出して勝ちきるかと思えたが、外から来たアズマサンダースに迫力負け。ゴール前で外から寄られて怯んだ隙に、内のウイングレットにも差し返されてしまった。切れる脚はあるが、馬体を併せてからの課題が残ってしまった。この辺りが善戦止まりなのだろうか。

4着のメイショウオスカルも相変わらずワンパンチ足りない。なんらかの紛れが生じた時に出番がありそうなタイプだが、現時点でこのクラスでは能力的に勝ち負けできる感じがしない。

5着チャペルコンサートは不得意の瞬発力が求められる展開だったが、前目の位置取りがいい方向に出た。一応京都コースは4連対となってるが、本質的には坂のあるコースでのしぶとく残るタイプだろう。

へヴンリーロマンスは最後は良く伸びてきてはいるが、この流れであの位置取りでは・・・。ただコース替りと距離延長で再度上昇は見込めると思う。


【払戻金】
単 勝  06  710円  
複 勝   06  210円  
   08  190円  
   09  150円  
枠 連  04-05  650円  2人気
馬 連  06-08  2,000円  7人気
ワイド   06-08  690円  6人気
   06-09  520円  4人気
   08-09  360円  2人気
馬 単  06-08  4,590円  15人気
3連複  06-08-09  2,090円  4人気
3連単  06-08-09  16,780円  35人気




【着順】

馬   名 性年 斤量 騎手 タイム 着差 前3F 後3F
1 4 6 アズマサンダース 牝4 54.0 藤岡 1.35.0   37.6 32.8 4
2 5 8 ウイングレット 牝4 53.0 田中勝 1.35.1 3/4 36.9 33.4 3
3 5 9 エリモピクシー 牝7 54.0 福永 1.35.2 3/4 37.3 33.4 1
4 3 5 メイショウオスカル 牝4 53.0 藤田 1.35.3 クビ 37.2 33.4 7
5 7 12 チャペルコンサート 牝6 54.0 渡辺 1.35.4 3/4 37.1 33.7 11