日経新春杯 レース回顧

土曜日の降雨による馬場悪化から一転して、レース開始直前に良馬場にまで回復。終わってみれば今回も外差し有利の展開で、こうなると京都外回りはやっぱり決め手勝負になる。

予想通りの超スローでレースの上がり3Fが34.1秒というもの。その中で道中は後方2番手、上がり33.6秒という脚を使って差し切ったサクラセンチュリーの強さが光った。

スタート直後から外に持ち出し、ハナっからナリタセンチュリーをマークする形。3角の下りでナリタを一気に交わそうと上がっていくが、ナリタも激しく抵抗し馬体を併せたまま直線へ・・・。直線入り口で進路を巡ってナリタと激しく争った結果、こちらが勝利。多少強引な感じはあったが、根性と早めスパートによる行き脚の差で、ナリタをねじ伏せる事が出来た。この後はもう真っ直ぐに伸びるだけ。ゴール前はクビ差の接戦だったが、全く脚色が鈍らずにまだ伸びる雰囲気は十分にあった。

京都では過去に57.5キロを背負って33.0秒の鬼脚を見せた事もある馬で、今回も徹底した末脚勝負の展開だった為に嵌った感はある。過去の内容を見ても、典型的な瞬発力勝負向きのタイプで、2500m以上である程度のスタミナ・底力を問われると厳しい可能性はある。

2着のマーブルチーフはスローを見越して先行策。2番手ながら3角の下りを利用して余裕の手応えで進出、直線はコイントスとの激しい追い比べには勝利したものの、後方から来た勝ち馬にクビ差敗れてしまった。54キロの軽量が味方していたとは言え、まずまずの内容。ただ相変わらず、速い時計になると辛そうな感じは残ったまま。

ストラタジェムは後方でじっくりと構えて直線は大外に持ち出す競馬。53キロの軽量を生かして伸びてはいるが、右へ左へとモタれて走りは安定せずに3着止まり。決め手のある所は十分に見れたが、今回は時計的にもそう評価出来るものでなく、次回の重賞挑戦時にその真価を見極めたい。

コイントスは積極策で自分の型に持ち込んだが、軽量馬と決め手のある馬にしてやられた格好に。もうすこし馬場の回復が遅れていれば・・・という感じはあったが、この展開で0.2秒内に残れたのだから、復調モードに入っていると見ていいだろう。

エアセレソンは中団のインから直線はじわじわと伸びるも、このメンバーに入ると決め手不足の感あり。もう少し持続的な脚を求められる展開の方が、この馬にとってはいいだろう。

ナリタセンチュリーは4角から直線にかけて、サクラセンチュリーと激しく争ったが、行き脚の差で敗れた。2頭に進路を塞がれる型で、2度にわたって不運に見舞われている事からも、この結果を度外視する事は可能だ。すべては58キロというトップハンデで、3角の下りから「軽量馬に先を越される訳には行かない・・・・」と言う騎手心理が伺えた。
あれだけの不利を受けて勝ち馬とは0.5秒差だったという所も、ある意味で凄いのだが。

【払戻金】
単 勝  04  510円
複 勝   04  170円
   07  460円
   02  180円
枠 連  04-07  4,870円
馬 連  04-07  6,240円
ワイド   04-07  1,510円
   02-04  400円
   02-07  1,210円
馬 単  04-07  10,980円
3連複  02-04-07  7,050円
3連単  04-07-02  51,550円



【着順】
馬   名 性年 斤量 騎手 タイム 着差 前3F 後3F
1 4 4 サクラセンチュリー 牡5 56.0 佐藤哲 2.29.0   38.7 33.6 2
2 7 7 マーブルチーフ 牡5 54.0 池添 2.29.0 クビ 37.6 34.1 7
3 2 2 ストラタジェム 牡4 53.0 福永 2.29.1 1/2 38.7 33.6 3
4 5 5 コイントス 牡7 56.0 吉田稔 2.29.2 1/2 37.4 34.3 6
5 3 3 エアセレソン 牡5 55.0 藤田 2.29.4 1 1/4 37.9 34.2 4