日経賞  レース回顧

勝ちタイムは2.33.3。ここ10年では一昨年、昨年に次ぐタイムであり、レース内容もまずまず良い部類。典型的な瞬発力勝負の展開にならなかったのは、コスモバルクのギクシャクした走りのおかげだろう。

このレースを制したのはユキノサンロイヤル。道中は最後方に近い位置取りから3角過ぎで一気にスパート。4角では先頭集団を射程圏内に捉える勢いで進出し、直線はさすがに脚が上がった感はあったものの、しぶとく伸びて粘るトウショウナイトをハナ差捉えての勝利。

もともとそんなスタミナ自慢の馬でもない。だが現役でも屈指の中山巧者だ。先行勢が自滅の展開だったのも幸いしてるし、3角で一気に詰め寄れる反応の良さ、そして長い脚を使える点が最大限に生きた型だ。

ただし今回は明らかにメンバー構成に助けられた感はある。コスモバルクとオペラシチーは昨年の実績がある程度通用したとしても、他のメンバーはかなり手薄だ。今年も長距離戦線はコレと言った中心馬がいないままの戦いになりそうな予感だけが残った。

2着トウショウナイトは中団でレースを運び、3角過ぎで自ら動いてコスモバルクを捉えに掛かった。追われてからはスッと反応する面は無いものの、ジワジワとしぶとく伸びている。時計面での課題があった馬だが、今回である程度の時計にも対応できる事を証明。あとは末脚勝負では分が悪すぎるので、早め先頭の積極策が理想だろう。距離は伸びれば伸びるほど良さそうなタイプでもあり、持久力を問われる展開に持ち込めるならば本番(天皇賞・春)でも面白そうだが・・・。

オペラシチーは仕掛けが遅いというか反応が悪いというか、自身より後方にいたユキノサンロイヤルに負けているのは不満だろう。印象としては切れる脚を持っているタイプではないし、坂に差し掛かったあたりで微妙に脚色が鈍っているのも気になる所。本質的にはもう少し緩いペースの方がいいのかなぁ・・?ちょっと今回の内容だけでは判断しにくい馬。

コスモバルクは6着に敗退。有馬記念では待機策が叶ったかのように見えたが、ただ行きっぷりが悪く調子落ちだったのが明白だった。なのに今回もあえて控えるような競馬を目指したが、2角でコーナーワークの影響で馬の後ろにつける事ができずに、掛かって先頭へ。2番手追走時も行きたがってしょうがなく、スタミナのロスはありありと見られていた。先頭に立って落ちつくのは菊花賞でも証明されてるのに、今回も掛かってでも控える競馬をしたのは未だに陣営が待機策に固執している事だ。戦法重視の為に騎手を入れ替えても所詮ムダな考えである事は今回で証明され、もう残された道は五十嵐冬樹で強気にガンガンぶっ飛ばして行く競馬しかないはずだ。

【払戻金】
単 勝  01  3,280円
複 勝   01  310円
   03  140円
   12  120円
枠 連  01-03  3,730円
馬 連  01-03  3,530円
ワイド   01-03  730円
   01-12  660円
   03-12  220円
馬 単  01-03  12,790円
3連複  01-03-12  2,120円
3連単  01-03-12  30,300円




【着順】
馬   名 性年 斤量 騎手 タイム 着差 前3F 後3F
1 1 1 ユキノサンロイヤル 牡8 57.0 小野 2.33.3   37.9 35.1 5
2 3 3 トウショウナイト 牡4 56.0 武士沢 2.33.3 ハナ 37.3 35.3 3
3 8 12 オペラシチー 牡4 56.0 佐藤哲 2.33.5 1 1/4 37.5 35.4 2
4 5 6 アンフィトリオン 牡6 57.0 蛯名 2.33.6 3/4 37.7 35.4 8
5 4 4 スパークホーク 牡8 57.0 菊沢徳 2.33.8 1 1/4 37.1 35.8 11