日本ダービー  レース回顧

勝ち時計が2.23.3のレコードタイム。昨年のキングカメハメハとタイ記録なのだが、昨年とは異なるレース展開。レースの上がり3F34.5秒に対して勝った
ディープインパクト自身の上がり3Fは33.4秒。皐月賞に続いて全く次元の違う走りを見せてくれた。

レース前から入れ込んでおり、発汗もやや目立っていた。そしてゲートは案の定出遅れ。しかし皐月賞に比べればかなりマシなスタート。内枠で道中や包まれながらの追走だったが、3角手前で自ら動いて外に持ち出すと、そのまま大外を回って進出。4角から直線にかけては大外の一番馬場の良いところを選んでスパート開始。やや反応が悪かったようにも見えたが、鞍上のムチが一発、二発と入るとグンと加速。内ラチ一杯で先行逃げ切りを図るインティライミを残り200mで捉えると、そのまま一気に突き放す強い内容。ゴール直前ではもう追われておらず、鞍上武豊の小さなガッツポーズと共にゴールインしており、レコードタイムながら余裕綽々のゴールだった。

上がり33.4秒。決して直線勝負に賭けた競馬ではない。後方から3角過ぎに自ら動いて、大外から進出。直線も一番外を通っての内容だ。もう言う事なしの完璧な強さを見せ付けたのだ。同世代に敵はいない。夏を越しての新勢力の台頭もあるだろうが、それでどうこうとなるレベルではないだろう。ナリタブライアン以来の三冠馬。いよいよこの秋に三冠馬誕生の瞬間を見れるかもしれない。

2着
インティライミは出遅れもなく、思い切った先行策で直線逃げ込みの態勢を作った。しかし勝ち馬の能力の前に5馬身も差をつけられる結果に終わる。先行勢の中で唯一残った馬だし、この馬自身も決してバテて止まっている訳じゃない。例年なら間違いなく勝利していたであろうレース内容でもあり、改めてこの馬の能力を認めなくてはならないだろう。菊花賞での逆転の可能性だが、血統的背景から見る距離適正ならこちらに分があるはずだが・・・。

3着
シックスセンスは皐月賞2着がフロックではない事を証明。直線では一旦は大きく開けた進路だが、その進路が一瞬閉じられてしまう危機に遭うものの、強引にでもそこをこじ開けて直線しぶとく伸びてきた。相手なりという感は残ったものの、今後は今回を含めて歴戦の強みが生きてくる時がかならず来るはずだ。

アドマイヤフジは勝ち馬の後を追いかけるような進路取りも、直線での反応が悪くかなり置かれてしまったのが痛い。それでも最後はもうひと踏ん張りと言わんばかりに脚を使って4着入選。まだまだこれからの馬なのだろうか。

マイネルレコルトはなんと最後方からの競馬。直線は最内を衝いてくるものの、途中で他馬と接触した影響もあってか、坂を上った所で止まった。しかし最内を衝いたのが功を奏して5着と掲示板に載るところまで追い上げたのは立派。この馬マイラーという見解も根強いが、皐月賞も4着と来ているし実は2000m辺りがベストなのではないだろうか?

負け組から目を引いたのが6着の
ニシノドコマデモ。向こう正面で行きっぷりが急に悪くなり、3角手前から追っ付けっぱなし。4角では最後方にまでポジションを下げてしまうが、4角から直線にかけて大外に回すと、そこから再度伸びてきて結果的に6着。レースぶりにかなりのロスがあったし、チグハグな競馬になった理由は定かでない。しかしこれだけチグハグな競馬をしながら上がり時計は優秀だし、結果的に6着は悪くない。買うには条件がいるだろうが、今回のメンバー相手(2着以下の馬)に能力的に大きく差があるとは思えない。



【払戻金】
単 勝  05  110円
複 勝   05  110円
   07  210円
   15  360円
枠 連  03-04  550円
馬 連  05-07  540円
ワイド   05-07  270円
   05-15  550円
   07-15  1,880円
馬 単  05-07  590円
3連複  05-07-15  2,410円
3連単  05-07-15  4,250円


【着順】
馬   名 性年 斤量 騎手 タイム 着差 前3F 後3F
1 3 5 ディープインパクト 牡3 57.0 武豊 2.23.3   37.9 33.4 1
2 4 7 インティライミ 牡3 57.0 佐藤哲 2.24.1 5 36.2 35.1 2
3 7 15 シックスセンス 牡3 57.0 四位 2.24.5 2 1/2 38.4 34.5 7
4 3 6 アドマイヤフジ 牡3 57.0 福永 2.24.6 3/4 37.5 34.7 9
5 6 12 マイネルレコルト 牡3 57.0 後藤浩 2.24.7 3/4 38.5 34.5 8