天皇賞・秋
〜レース回顧〜
(11/03 12:00掲載)

勝利したのは
シンボリクリスエス
大外枠、1人気、ぶっつけ本番。
すべての不安要素をアッサリと克服し、さらに期待以上の内容を残したレース。
個人的にはこの馬の能力に疑問視していた訳だが、こうも完璧に勝利を収められては赤面の至りである。

レースは決して楽なものではなかった。
やはり大外枠の影響で2角での位置取りは中団やや後ろ。内の馬を見ながら進められる事自体はいいが、外をまわる展開だけは避けたかった。しかしローエングリンらの大逃げで各馬バラけて縦長の展開。勝負所の4角でも大外を回さずに馬群の中に突っ込んでインを狙った。直線は追われてからの脚が他馬と全く違い、あっと言う間に後続を突き放し独走状態。乱ペースにもかかわらずキッチリと自分の競馬を見せての圧勝。1.58.0はスペシャルウィークと同じレーコードタイムだ。

折り合って良し、追われてから良し。レースセンスの高さを再認識させらてたレースだが、持てる能力をフルに発揮できたレース。昨年は中山でのレースが続いたが、あれは仮の姿だったのだろうか。やはり東京でこういうレースができてこそ最強馬としての称号が相応しい。JCでも当然期待は高まる。

ツルマルボーイは出負け。後方待機の馬だけに大して影響はないだろうが、今日の乱ペースを見ると逆にイイ結果に繋がったとも思える。直線はなんと上り33.1秒という脚を使って大外から伸びてくるも届かず2着。これ以上にないほど展開面での恩恵を受けれたはずなのに勝てないのだから、しょうがいない。シンボリクリスエスと同じく休み明け・宝塚記念出走馬という条件で仲良くワン・ツー。天皇賞・秋のジンクスを塗り替えた事で納得しなくてはならない。

テンザンセイザは好枠の影響もあっていつもより前目での競馬。道中もスムーズに追走できたし、ペースがペースだけに十分すぎるほど勝機はあったのだが、勝ち馬の決め手には叶わず。1.2着馬の脚が強烈なだけに霞んでしまっているが、上り34.2秒とそれなりの脚は使っている。このメンバーで、この時計、さらにこの内容なら大健闘だ。

エイシンプレストンは4角からテンザンセイザと併せ馬の状態のままゴール。直線も伸びてはいるが、どうしてもジワジワとしか伸びない分だけゴール前で差し返されての4着。この馬としては1.58.5という時計だけでも立派なものだし、やはり極端なペースになると苦しい。

カンファーベストも決め手の差が出ての5着。レース運びは完璧だったが、直線での決め手勝負で完敗。ただジワジワだが最後までしぶとく伸びていたし、この馬自身の能力はほぼ出し切っている。

この展開で上位に来れない差し馬はG1級ではないだろう。
サンライズペガサスは直線一瞬伸びかけたが、やはり1年に及ぶ休養明けというのが最後に出た。ただ能力のあるところは一瞬だけだがうかがえた。

ファストタテヤマもすれなりの脚を使っているが、エンジンの掛かりの遅さが弱点。やはり長距離で坂の下りで行き脚をつけれるコースこそがベストだ。

モノポライザーはスローの瞬発力勝負でしか好走していないという弱みがモロに出た。
まずは多少厳しい流れの中で重賞の一つでも勝ってからでないと、G1で好勝負は出来まい。

2人気の
ローエングリンは誰もがあきれる大逃げ。
ゴーステディとの兼ね合いがあったとは言え、この馬本来の走りを変えてまで突っ走る必要性は全くなかった。全責任は鞍上の後藤騎手にあり、馬の能力で負けた訳ではない。

【払戻金】

単 勝  18  270円  
複 勝   18  140円  
   07  250円  
   04  560円  
枠 連  04-08  710円  1人気
馬 連  07-18  1,310円  3人気
ワイド   07-18  530円  3人気
   04-18  1,820円  24人気
   04-07  2,950円  38人気
馬 単  18-07  1,900円  3人気
3連複  04-07-18  12,870円  44人気

【着順】

馬   名 性年 斤量 騎手 タイム 着差 後3F 馬体重
1 8 18 シンボリクリスエス 牡4 58.0 ペリエ 1.58.0   33.6 1 534 (+10)
2 4 7 ツルマルボーイ 牡5 58.0 横山典 1.58.2 1 1/2 33.1 5 460 (+2)
3 2 4 テンザンセイザ 牡5 58.0 藤田 1.58.4 1 1/2 34.2 10 482 (+2)
4 1 2 エイシンプレストン 牡6 58.0 福永 1.58.5 1/2 34.4 3 480 (-6)
5 6 12 カンファーベスト 牡4 58.0 安藤勝 1.58.6 1/2 34.6 8 466 (0)
6 1 1 サンライズペガサス 牡5 58.0 柴田善 1.58.7 1/2 34.4 12 488 (+6)
7 5 10 ファストタテヤマ 牡4 58.0 安田 1.58.8 クビ 34.2 9 454 (0)
8 5 9 ロサード 牡7 58.0 武幸 1.59.0 1 1/4 34.1 14 430 (-6)
9 8 16 イーグルカフェ 牡6 58.0 田中勝 1.59.0 クビ 34.5 13 464 (+2)
10 3 6 ダービーレグノ 牡5 58.0 1.59.1 クビ 34.3 11 452 (-6)
11 8 17 ヤマノブリザード 牡4 58.0 勝浦 1.59.1 クビ 34.5 17 516 (+4)
12 2 3 トーセンダンディ 牡5 58.0 江田照 1.59.2 1/2 35.7 16 512 (-2)
13 3 5 ローエングリン 牡4 58.0 後藤 1.59.7 3 38.8 2 478
14 7 15 トーホウシデン 牡6 58.0 蛯名 1.59.8 1/2 35.4 7 428 (-2)
15 7 14 トレジャー 牡5 58.0 五十冬 2.00.1 1 3/4 35.5 18 520 (+2)
16 4 8 モノポライザー 牡4 58.0 武豊 2.00.1 クビ 35.5 6 454 (0)
17 6 11 アグネスデジタル 牡6 58.0 四位 2.00.4 2 35.8 4 468 (-3)
18 7 13 ゴーステディ 牡6 58.0 吉田豊 2.02.7 大差 41.2 15 514 (+4)
ペース H
通過タイム 33.9-45.0-56.9-1.08.7-1.20.9-1.32.9-1.46.1-1.58.0
ラップタイム 12.5-10.9-10.5-11.1-11.9-11.8-12.2-12.0-13.2-11.9
2 角 5.13=3-12-(2.4.15)18.1(11.16)(8.17)9(6.10.14)=7
向正面 (5.13)=3-12.2(4.15)18.1(11.16)8(9.17)10.14.6-7
3 角 5.13=3-12(2.4)15(1.16.18)(8.11)(10.17)(6.9.14)7
4 角 5-13=3-(12.2)4(1.18.15)16(8.10.11.17.14)(6.9)7



予想についての説明 参考データについて
ODDS-ON競馬予想大会
重賞 ミニデータ
☆02年を除くと毎年宝塚記念に出走した馬が連対
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競走馬検索
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検索窓に検索したい馬名を入力して検索ボタンをクリック
参考ページ
調教診断(サラブの王様へ)  競馬情報館  
天皇賞・秋
〜レース予想〜
(掲載)


どの馬も一長一短で、どの馬からでも狙える混戦ムード。
春の天皇賞・宝塚記念を制したヒシミラクルが出てきたとしても、このムードは変わらなかっただろう。どう見ても中距離向きの馬ではなく、出走していればもっと混迷の色が深まったかもしれない。

とにかく買いの材料を明確に出来る馬をできるだけを絞ってボックスで勝負したい。

前走からの上昇度と馬券的妙味を含めて
◎テンザンセイザを中心に。
この秋はてっきりマイルCSに向かうものだとばかり思っていたが、天皇賞秋へと駒を進めてきたのは正直意外だった。この馬の場合は戦績が示すとおり直線が平坦なコースこそがベストだが、前走の毎日王冠では後方から追込んで5着。内にモタれてまともに追えなかった点や、休み明け初戦だった事、さらに前有利の展開を考えると上々の出来と言っていい。特に後方からメンバー最速の末脚を使い、さらにゴール前の坂にさしかかっても止まらなかった点は強調材料となる。

2走目の上積みは当然見込めるし、調教での動きそのものもかなりイイ。血統的に東京得意のトニービン産駒だし、鞍上も一発屋の藤田伸二。馬券的には申し分のないほどの妙味がある。

本命最有力候補だったのは
○エイシンプレストン
こちらも上昇度という点において◎馬とほぼ同等に見ている。前走は休み明け、プラス16キロの馬体増、59キロという斤量と条件的には厳しいものばかり。しかし3着と結果を残し能力上位である事を示した。持続的な脚を求められる展開には強いし、一昨年の毎日王冠などの走りからも東京はベストコースだろう。調教では明らかに前走と違う動きを見せたし、上積みは必至。
しかし最内枠で思うように動けなくなる可能性がある事から対抗評価にとどめた。

もう1頭本命候補だったのは
▲ツルマルボーイ
東京2000mという舞台でメンバー中最も適性があるのはこの馬だろう。溜めた時の末脚は驚異の破壊力を見せるし、多少早く動いてもそう極端に鈍る事はなく安定した末脚は魅力だ。宝塚記念でもあのメンバー構成で2着に来たからには、このメンバーで見劣りは全くしない。てっきり武豊騎乗かとおもいきや結局鞍上は横山典騎手。しかしこの鞍上ならある意味2着は固いと思える。
ただしぶっつけ本番で臨むというローテと、放牧から帰厩後に「脚元にモヤモヤ」という陣営のコメントがちょっと気になるところ。

最後は
△ローエングリン
枠順的には絶好の3枠5番に入ったのは好材料。逃げに拘るタイプではないが、この枠ならスムーズに2コーナーに進入できるのはプラス材料だ。この馬はずっとマイル路線で使われ続けているが、根本的には2000m前後でその能力がフルに発揮される馬だと個人的には見ている。この馬の最大の武器は安定したラップが刻める事。マイルだとどうしても11秒台のラップが連発する事になるが、2000mなら多少なりとも楽に運べるはずだ。展開的にそう速くも遅くもなりそうにないだけに、この馬のペースなれば面白くなるのだが。

人気の
シンボリクリスエスは大外枠もマイナスだが、やはりぶっつけ本番でくるローテにも疑問がある。同じくぶっつけ本番だった宝塚記念で敗退している点も気になるところ。また昨年は年度代表馬に選出されるなど強さが際立ったのだが、よくよく考えてみればその地位を築いた最大の理由は中山コースでの器用に立ち回れる上手さ。さらに昨年秋は古馬がそろって引退モードだった事を考えると、昨年の肩書きが通用するかという疑問が今更ながら浮上してきた。どのみちJCにも出走するのだろうし、ここで無理する必要性はないと見て見送り。

その他で最後まで気になった馬はファストタテヤマ、アグネスデジタル、カンファーベストの3頭。

ファストタテヤマはスローの前走で2着に来た事は評価できるのだが、この2000mはいかにも距離不足の感あり。前走で好走できたのは、中山外回りで3角の下り坂で行き脚をつけることができたからだと見た。東京コースで一気に加速できるだけの脚があれば、もっと走っているはず。

アグネスデジタルは正直なところ直線のパドックを見るまでは全く分からない。
ただ本質的にはマイラーで東京の2000mで好走するにはよほどの条件が必要だろう。。一昨年の天皇賞を制した時は得意の重馬場だったし、流れも超スローだった事を考えると・・・。

安定性という点においては
カンファーベストは魅力。
最近は本格化を迎えたような感じのレースぶりを見せてはいるが、コレといっての強調材料に欠けるのがネック。


 天皇賞・秋 (東京・芝2000m)
予想 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 参考データ
羽柴 ひろ CP 調教 重馬場 先行 末脚 騎手 R指数
×  1  1 サンライズペガサス 牡 5 58.0kg 柴田善臣
 1  2 エイシンプレストン 牡 6 58.0kg 福永祐一
 2  3 トーセンダンディ  牡 5 58.0kg 江田照男
 2  4 テンザンセイザ   牡 5 58.0kg 藤田伸二
 3  5 ローエングリン   牡 4 58.0kg 後藤浩輝
 3  6 ダービーレグノ   牡 5 58.0kg 幸英明
 4  7 ツルマルボーイ   牡 5 58.0kg 横山典弘
 4  8 モノポライザー   牡 4 58.0kg 武豊
 5  9 ロサード      牡 7 58.0kg 武幸四郎
 5  10 ファストタテヤマ  牡 4 58.0kg 安田康彦
 6  11 アグネスデジタル  牡 6 58.0kg 四位洋文
 6  12 カンファーベスト  牡 4 58.0kg 安藤勝己
 7  13 ゴーステディ    牡 6 58.0kg 吉田豊
 7  14 トレジャー     牡 5 58.0kg 五十嵐冬樹
 7  15 トーホウシデン   牡 6 58.0kg 蛯名正義
 8  16 イーグルカフェ   牡 6 58.0kg 田中勝春
 8  17 ヤマノブリザード  牡 4 58.0kg 勝浦正樹
 8  18 シンボリクリスエス 牡 4 58.0kg O.ペリエ

買い目
羽柴 ひろ CP
馬連
2-4-5-7 BOX
馬連
7-10-18 BOX
馬連
7-12-15-18 BOX
3連複
7-12-15-18 BOX